Vassalord.最終巻（ネタバレ含む）

どぉも！号泣して大騒ぎだった方、立花です。


年に1冊刊行されていた、Vassalord.が最終巻を迎えました。
っていうか7年！？もうそんなに経つの！？
出会いは友人宅に遊びに行った時に、


友人「ホモとかヴァンパイア好きだったよねーこれ好きなんじゃないかな」


って山盛りの本からオススメ頂いたのが、この本でした。
見事ドストライクで即行で購入。
それから3巻までは毎年楽しみに購入して、4巻目からはすっかり忘れておりました（汗）
で、去年の秋に最終巻にOVAが付くぞ！というのをネットのニュースで見まして。
え！？最終巻！？やべ、買うのすっかり忘れていたよ・・・。
と慌てて4～6巻を購入。
っていうかこれ、結構大変でした。密林に在庫がなくてね。
ビキニング観に行った時にブックオフ4件ぐらい回ったのに、どこも揃っておらず。
必死にネットを駆使してなんとか揃えました（ほっ）
で、見事にまたどっぷりハマり。
最終巻もktkrな感じで読んだのですが、すっごく綺麗にまとめられて驚きました。
謎だった部分が綺麗に収まってた。
実はこうでした。じゃなくて、そこにちゃんと各キャラクターの強い『想い』が込められてて。
レイフロとチェリーが死別するバッドエンドもなく（これはこれで美しい終わり方だから、びくびくしてました）
最後はハッピーエンド、とまではいかないっていうのがまた美味しい！！！
悪魔に魂を売った時の3つの対価。その時点で全部支払ったと思ったのに、そうじゃなくて。
実際はまだ1つしか奪われておらず、残り2つを永遠に苦しみながら探す。
それがレイフロの運命だった。
そのうちの1つ、最愛の者がチェリーになってしまうのが怖くて（でももう感情は戻れなかったのだけれど）
だから、あぁ、傍に寄ってみたり離れてみたりしてたのかー・・・と。
例えこの先、悲劇の別れが待ち構えていようとも。後悔なんて絶対しない。
それだけ互いを想いあっている2人の絆に、涙が出るわー涎が出るわでした（おい）
っていうか、最後がまさかのベットシーンとかねっ（鼻血）
最後にお食事して、レイフロが去ってしまうバットエンドを想像していたのでびっくりでしたよ。
血じゃないよね、あれ。や、口元に付いていたのは血、だけだけど。
雄っぱいから血ぃ吸ってみたり、まぁ、ね。オペラ見ながら足の付け根から吸ってたけど、さ。
あの時と頭の角度が違いますもん。
チェリーくん。君、絶対レイフロから血以外の白いモノも啜ってるよね。
やべ、もう落ちそう・・・っていうレイフロの感情がエロ過ぎる。
輸血用血液に手を伸ばしたら、その手を捕らえて今度は口腔愛撫とか（鼻血）
お口の中くちゅくちゅされて、ふ・・・って悶えてるレイフロエロい。
っていうかおまっ、チェリー（童貞）の癖に攻めるの上手いんだよ！！（突っ込み）
床上手か、まさかの床上手か！！
レイフロが自分の血を吸ってくれた時のチェリーの顔面崩壊・・・。
ぶわあああああ！って。おまっ、可愛い。
我慢出来ずにがぶーって噛んじゃうチェリー。
性欲と愛情と感動と、色んなモノに包まれてるっていうのがひしひしと伝わって来ました。
確か一説には、ヴァンパイアが食らっているのは本来血液じゃなく、性欲だ、とかあったような・・・？
どっちもなきゃ駄目っていうのも見たコトがある気がします。
両方満たされて、初めて満腹、みたいなね。
ハル（あえてこっちの名前で。これの方が好き）の本当の心、にもぐっと来ました。
ひでー生意気ークソガキー！とか思ってたけれど。
本当はただ、『息子』として『子供』として愛情を注いで欲しかったんだな、と。
残酷なコトをして置きながら、


レイフロ「オレの本当の息子はお前だけだ」


って言われた時の我慢出来ずに嬉しそうに微笑みながらじわっと浮かべた涙。
冷徹な顔しかしなかったのに、歳相応な子供の笑顔を初めて見せて。
あぁ、これで。この子の心は救われたんだ、と涙が浮かびましたよ。
その後のクレイグとのやりとりも良かったー！！
嘘だらけだけど、本当の部分もある。
ちゃんとそこを、見ていてくれる人が居たっていうのは大きな支え、ですよね。
レイフェルの暴走をチェリルが止めるのもすごく感動しました・・・！！
そうなんだよね。やろうと思えば、今すぐにでも隷属に出来るんだよね。
それすらも躊躇ってしまうぐらい、美しい存在。
誰でも好き勝手身体を繋げて、捨てるのも拾うのも厭わないのに。
チェリルにだけは、それが出来ない。本当、だから。
ぶわあああってなりましたよ。も、本当貴方達も末永くお幸せにー！！！
んで、昨日じっくり1巻から読み返して、色々気付くコトも多々あったり。
ヌッラのボスが、ヴァッサロードの話を奥さんとしている時に言った言葉。
どこか・・・ただの子供じみた部分がある。っていうような台詞。
要は、1人ぼっちで寂しかったハルが自分の仲間を増やしたかった訳で。
それでヴァッサロードを作り、人間もヴァンパイアになれる。
つまり、自分も人間だったのにこんなおかしい身体になった。という説を作れる。
同時に永遠に死亡しない、自分と同じ時間を共有する仲間が出来る。
5年で居場所を変えていた自分が、やっと落ち着ける居場所を築ける。
ってコトだった訳で。
それをボスは既に見抜いていたんだなーと。
86がまさかそんな重要ポジションだとは・・・！！
あれってやっぱり神の使い、ってコトですよね？
ヌッラのボスと交わってヴァンパイアが完全に悪だと判断したら、人間（ヴァチカン）VSヴァンパイアの抗争になる。
でも、イイ奴が10人居たからまだ駄目、みたいなコトを書き起こして逃走。
つまり、レイフロ達のような良いヴァンパイアが居る、今回触れ合った人々がイイ奴だったから抗争はまだしない。
だからヌッラにも戻らない。戻ったら硫黄であるボスと共になり、抗争が起きるから。
火であるオレは硫黄から逃げ続ける。
ベリエルに対価の1つ、『最愛の者』をみつけられてしまったアダムことレイフロ。
レイフロの『最愛の者』である、クリス・・・それを守るであろうレイフロ。
これからどうなるのか、気にはなるけれど美しい終わりでした！！
何がって、和解しあって真祖と隷属って関係じゃなくてね。マスターと配下の者じゃなくてね！！
相棒、パートナーになったコトによって名前で呼び合ってるのが死ぬ（鼻血）
レイフロがクリス、って普通に昔の名前で呼んで。
クリスがまさかのレイフロ、って呼んでるのにもう、鼻血ばーん！！！！
しかもベットで呼ぶとか、おまっ、本当マジただのスマ本（はぁはぁ）
ベリエルとの契約があるから、嬉しいのに幸せなのに、そうなれたらイイのに・・・って涙するレイフロが美しゅうて！！！
涙を何も言わずにそっと拭い、目覚めたレイフロに優しく微笑むクリスが男前で・・・。
ど、童貞捨てると男ってこうも変わる物なのか・・・（え）
散々セクハラされて、青くなってた純情チェリーくんは一体何処へ行ってしまったのかっていう男前（笑）
甘えるように微笑んで、本当の名前を教えるレイフロがもう、もうっ！！！


レイフロ「姫君（プリンセス）は騎士（ナイト）に守られるものでしょう？」


お前はもう騎士じゃない、姫君だああああああああああああ！！！！！（発狂）
いや、もう本当に素晴らしかったです！！！！
ホモォ好きな方には是非読んで頂きたい！！！！
原作者様がタイバニお好きにだからか、ちょっとそういうバディに似たような部分もあるのですよ！！！！
年下攻め×おじさん受けとか、金髪眼鏡×黒髪顎鬚とか、そーいうのもあるけれど！！！
とにかくお手に取って頂きたいですー！！！！